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川柳という文芸が生まれて250年という月日が流れました。
私の父親・前田雀郎もその中に足跡を残した一人です。
その人にいのちすてばや柳かげ 雀郎
と父に言わしめた川柳の魅力というのは何だったのでしょう。私は川柳の門外漢ですが、父の愛した川柳には常に興味をいだいてまいりました。川柳学会に参加したのもそんな因縁からですが、折しも、川柳が発祥から250年という節目を迎えるにあたり、私自身も川柳をもう一度見直してみたいと考えています。
川柳界の有志が、川柳250年を祝いたいという声を聞き、応援してやろうと参加しましたら、実行委員長の大任を与えられてるはめとなってしまいました。これも父を通じた因縁と感じます。
川柳のブームとは別に、社会的地位、認識は決して高いとはいえません。この行事を通じて、少しでも川柳の地位向上と発展に尽くしたいと思います。
前田安彦(まえだ やすひこ):川柳六大家のひとり前田雀郎長男。
宇都宮大学名誉教授。全日本漬物協同組合連合会常任顧問、全国漬物検査
検査協会理事・顧問、農林水産省JAS専門委員、放送大学講師、日本発酵
機構余呉研究所研究理事を歴任。『新つけもの考』、『漬物学』ほか著書多数。
川柳関連では、川柳学会顧問理事、「川柳学」に論文発表。
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